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 手のひらの海に、汐はまた満ちる。それまで待とう、死ぬのは。(皆川博子『ひき潮』より) ―――吉川楡井の狂おしき創作ブログ。

-週刊 楡井ズム-

   

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【千文字の饗宴】空想の章 ver.1.5 :目次

暫定
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H24.3.26 NO ROOMにて

長いこと迷った挙句に購入。





中身



ちなみに背景のピンクいのはウサギの毛で出来たお気にの布団カバーです。もふもふ。



H24.3.25 書店&amazonにて




後藤さんのこと (ハヤカワ文庫JA)
原色の想像力2 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫)




ちょっと節約中。


福島のいま#2

今週は天気がよかったです。


ということで、今日は県庁と市役所。


福島のいま

おはようございます。吉川楡井です。


さて、普段は見慣れぬ記事タイトルが目に付くところですが、本日で、去る東日本大震災、東北地方太平洋沖地震からちょうど1年が経ちました。

震災が齎した悲劇、激動はあえて言わずとも、皆様の脳裡に焼きついておられることでしょう。

当ブログはもっぱら吉川楡井の創作ブログとして活用してきておりましたが、自身への厄落としとでも言いましょうか、ここらで“書かなければならないこと”を書いていく必要があるのかな、と思った所存。

震災当時の騒然を改めて振り返るつもりはなく、かと言い、風化を懸念して苦悩を痛切に描くつもりもなく、フクシマならぬ福島のいまのありのままの光景を当ブログにも残しておこうかと思います。


――改めて振り返るつもりはない、と書いたばかりですが、懇意ではない方々には吉川楡井と福島との関係を記しておかなければなりません。

私、吉川楡井は、昭和62年、福島県の県庁所在地である福島市で生まれ、地元の幼稚園、市立の小中学校を経、県立でも有数の落ちこぼれ校を卒業後、地元の役所に就職いたしました。

その間、一貫して福島市に居住し、福島市のために働き始めて6年目。来月には7年目を迎えます。

とは言うものの福島人として、役所職員として、地方公務員として、自身の経験以上のことを語れるような器ではありません。
震災についても、以後の復興活動、放射能問題、より具体的な市政の取り組み、市民の避難状況、継続中の諸問題などあえて記事に書き起こせるものは、いささか顕微鏡でプレパラートを眺めるが如く、とても狭い視野のものばかりです。

とは言え、国内でも県土の広さは有数でありながら、東北のなかでも影の薄かった福島県が、いちやく悲劇の……否、良し悪しの入り雑じった世間の注目を浴びることになり、これまで日の目を浴びることもなかった福島の細部が露となり、時に解剖遺体のように、時に藝術品のように、ためつすがめつ眺められるいま。

何一つ正しい視点を与えられはしないものの、いまここで生活し、等身大の風景を目の当たりにしている身として、福島を映す窓にならなければ他に何が出来ようか、とそういう具合です。


私個人の感慨は、次回以降に回しましょう。
飽き易い私ですから、このコーナーも今回限りとなる恐れ請け合いですが、しばしお付き合いください。




2月鑑賞メーター

2月の鑑賞記録は、
巨乳だけど演技はクソ!貧乳だけど劇薬注意!アイドルとヒーローに彩られたケッ作の数々と、フィクションの再構成型映画あわせて12本!




H24.3.5現在

鍵のかかった部屋 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 角川文庫   貴志祐介 660 25

花と流れ星 幻冬舎 幻冬舎文庫   道尾秀介 未定 12

講談社 講談社文芸文庫   石川 淳 1365 10

ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 講談社 講談社文庫   辻村深月 未定 13

2009 ミステリー傑作選 講談社 講談社文庫   日本推理作家協会 未定 13

灰色の動機(仮) 光文社 光文社文庫 ベストミステリー短編集 鮎川哲也 未定 12

事件の痕跡 光文社 光文社文庫 日本ベストミステリー選集 日本推理作家協会 未定 12

追想五断章 集英社 集英社文庫   米澤穂信 未定 20

おろち olochi,super remix ver. 小学館 小学館文庫   嶽本野ばら 480 6

ロスト・トレイン 新潮社 新潮文庫   中村 弦 620 27

神林長平トリビュート 早川書房 ハヤカワ文庫JA   早川書房編集部 840

薔薇密室 早川書房 ハヤカワ文庫JA   皆川博子 1050

壊れかた指南 文藝春秋 文春文庫   筒井康隆 580 10

オブ・ザ・ベースボール 文藝春秋 文春文庫   円城 塔 520 10

パラダイス・ロスト 角川グループパブリッシング 柳 広司著  異能のスパイたちを率いる「魔王」――結城中佐。その知られざる過去が、ついに暴かれる。世界各国、シリーズ最大のスケールで繰り広げられる白熱の頭脳戦。 20120323 1575

歌集 昭和 角川グループパブリッシング 木村草弥著  世界は山城から東欧まで、その言葉は万葉語からラテン語まで、その心は亡妻からプロメテウスまで、空間、時間を自由に行き来している。 201203下旬 2700

歌集 美しく愛しき日本 角川グループパブリッシング 岡野弘彦著  雑誌「短歌」平成23年6月号に発表し大きな話題を呼んだ特別作品100首「美しく愛しき日本」を中心にまとめられた490首。東日本大震災の死者への鎮魂の祈りに満ちた第8歌集。 20120309 3200

わが秀歌鑑賞 歌の光彩のほとりで 角川グループパブリッシング 高野公彦著  「短歌」の好評連載が待望の単行本化。新原稿を加え古今東西の秀歌を一挙掲載した短歌鑑賞の決定版。目から鱗の一首から膝を叩く一首までユーモラスに読み解く。 20120323 1680

PK 講談社 伊坂幸太郎著  中篇「PK」「超人」「密使」からなる「未来三部作」。こだわりとたくらみに満ちた3作品を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは。 20120307 1365

サクラ咲く(仮) 光文社 辻村深月著  中学生たちが抱える胸の痛みを、素直な想いを、みずみずしく描いた傑作。 20120316 1365

ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1 集英社 本多孝好著  特殊能力を持つ4人の若者。ある事情から大物政治家のために裏の仕事をしていた。一方、世間では「アゲハ」と呼ばれる殺人集団が暗躍。「アゲハを捕まえろ」という指示を受け。 20120405 1050

大公妃殿下に捧げる密室 祥伝社 芦辺 拓著  弁護士であり、名探偵の森江春策シリーズ第2弾。 20120312 1785

文学の極意は怪談である 文豪怪談の世界 筑摩書房 東 雅夫著  夏目漱石「夢十夜」だけではない。日本近代文学史を彩る文豪の作品群には脈々と怪談の系譜が。怪談専門家がその謎に挑んだ意欲作。 20120315 1890

本格ミステリ鑑賞術 東京創元社 福井健太著  知らなければ絶対損をするさまざまな鑑賞のノウハウを、豊富な実例を交えて余すところなく紹介する力作評論集。ミステリファン必読。 20120322 1890

盤上の夜 東京創元社 宮内悠介著  囲碁、チェッカー、将棋。対局の果てに、人知を超えるものが現出する。第1回創元SF短編賞山田正紀賞受賞、清新なSF連作集。 20120322 1680

宮沢賢治 素顔のわが友 最新版 冨山房インターナショナル 佐藤隆房著  蘇る賢治。悩み苦しみながら力強く生きた賢治のありのままの姿を親友が描いた原典。 20120308 2730

キローガ短篇集成 国書刊行会 オラシオ・キローガ著 甕 由己夫訳 マルケスなどに多大な影響を与えた、南米ウルグアイ作家の初の本格的小説集。ポーやチェーホフの衣鉢を継いだ精緻な短篇30数編。注文扱い。 20120425 3360

丘上町二丁目のカラス 新典社 大島龍彦著  「暗闇の中、晶子は咳を一つして寝返りをうった。――やっぱり、潮時かな?」。不条理な現実社会の深淵を描く独創的な短編小説集。 20120330 1890

名もない人こそヒーローさ 郁朋社 池上喜美子著  DNA合成技術の飛躍的進歩で歴史上の天才たちのクローンが地球上に溢れかえる未来地球を描いたSFファンタジー短編集。 201204上旬 1050

ふるさと文学さんぽ 福島 大和書房 澤 正広監修  記憶の中に故郷の風景は残る。文豪から現代作家まで古今東西の文学に描かれた福島を集めたアンソロジー。 201204下旬 1680

バナナ剥きには最適の日々 早川書房 円城 塔著  芥川賞受賞作『道化師の蝶』の難解さで話題となった著者の、どちらかというとわかりやすく、そのくせ深い人生と世界に関する考察。 201204上旬 1575

リライト 早川書房 法条 遥著  過去は変わらないはずだった。新人作家の美雪は10年前の記憶を元に1冊の小説を上梓した。しかし現実は記憶とくい違い始め。 201204下旬 1680

サイバラバード・デイズ 早川書房 イアン・マクドナルド著 下楠昌哉ほか訳 ロボット戦士にあこがれる少年の冒険譚「サンジーヴとロボット戦士」などを収録する、2047年のインドを舞台にした連作短編集。 201204上旬 1785

カフカ式練習帳 文藝春秋 保坂和志著  文豪カフカにならい記される小説の未刊の断片、数々の引用から紡ぎ出される思考の軌跡、そして作家の日常が絡まる、未知の小説世界。 201204中旬 1890

田中慎弥の掌劇場 毎日新聞社 田中慎弥著  見えているものははたして現実だろうか。怖ろしく、あり得なく、あまりにも美しい37篇の掌篇集。芥川賞作家、待望の最新作。 201204上旬 1260


春夏冬中。


最近のをまとめて







バレエ・メカニック (ハヤカワ文庫JA)
窓鴉: 式貴士 抒情小説コレクション (光文社文庫)
Mystery Seller (新潮文庫)
SFが読みたい! 2012年版
Q.E.D.証明終了(41) (講談社コミックス月刊マガジン)
C.M.B.森羅博物館の事件目録(19) (講談社コミックス月刊マガジン)


生存報告も兼ねまして。


H24.2.7現在


地獄の門 角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 ホラー文庫   法条 遥 700 24

NOVA(7) 河出書房新社 河出文庫   大森 望 998 2

宇宙小説 講談社 講談社文庫   辻村深月 福田和代ほか 未定 15

自選短編集(仮) 光文社 光文社文庫   高橋克彦 未定 13

入らずの森(仮) 祥伝社 祥伝社文庫   宇佐美まこと 630 10

底抜け合衆国アメリカが最もバカだった4年間 筑摩書房 ちくま文庫   町山智浩 798 7

【新版】火星のプリンセス(仮) 東京創元社 創元SF文庫   エドガー・ライス・バローズ 厚木 淳 未定 2

原色の想像力(2)創元SF短編賞アンソロジー 東京創元社 創元SF文庫   大森 望 日下三蔵ほか 1029 21

カーニバル・ナイト妖精作戦 PART3 東京創元社 創元SF文庫   笹本祐一 798 21

蝋人形館の殺人 東京創元社 創元推理文庫   ジョン・ディクスン・カー 和爾桃子 903 21

The Indifference Engine 早川書房 ハヤカワ文庫JA   伊藤計劃 735

いま集合的無意識を、 早川書房 ハヤカワ文庫JA   神林長平 672

後藤さんのこと 早川書房 ハヤカワ文庫JA   円城 塔 819

六つの手掛り 双葉社 双葉文庫   乾 くるみ 650 15

あした咲く蕾 文藝春秋 文春文庫   朱川湊人 630 9

ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 文藝春秋 文春文庫   町山智浩 柳下毅一郎 960 9

三匹のおっさん 文藝春秋 文春文庫   有川 浩 660 9

ここはボツコニアン 集英社 宮部みゆき著  「ボツネタ」が集まってできた、できそこないの世界「ボツコニアン」をより良い世界に創り変えるため選ばれたピノとピピ。前代未聞・驚天動地・抱腹絶倒の冒険の旅が始まる。 20120224 1050

怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成 国書刊行会 種村季弘訳  吸血鬼小説からブラック・ユーモア文学、ナンセンス詩まで、鬼才種村季弘が翻訳した奇想渦巻く小説・戯曲・詩の集大成。 20120225 6510

道化師の蝶 講談社 円城 塔著  言語を使って文章を書く。そのことを徹底的に意識したメタフィクションの傑作。前衛的なのにクラシカル。進化を続ける作家の最新作。 20120220 1365

インサート・コイン(ズ)(仮) 光文社 詠坂雄二著  プレーヤーとして、青春の大半をゲームと屈託に費やした永遠の「厨二」たちに贈る、変格青春小説。 20120217 1890

トネイロ会の非殺人事件(仮) 光文社 小川一水著  転倒するロジックと、逆流する理性。めくるめく推理合戦が、読者をはなさない、極上のミステリ傑作集。 20120217 1365

ブラック・アゲート(仮) 光文社 上田早夕里著  『華竜の宮』で高い評価を受け、注目を集めている著者による渾身の近未来サスペンス。 20120217 1890

クリス・ボルディック選 ゴシック短編小説集 春風社 石塚則子 大沼由布ほか編 レ・ファニュやカーターなど18世紀から20世紀までの33編を訳出。ゴシック小説の系譜を通時的に一望できる最良のアンソロジー。 201202上旬 3675

あなたの本 中央公論新社 誉田哲也著  警察小説や青春スポーツ小説だけでなく、ホラーや幻想的な作品など色んな誉田哲也の顔がみえる、珠玉の7作品を収録した作品集。 20120225 1680

グリフィンとお茶を ファンタジーに見る動物たち 徳間書店 荻原規子著 中川千尋挿画 日本のファンタジーの旗手・荻原規子が、「動物物語」を巡って綴るエッセー。ファンタジーや児童書の読書案内としても最適。 20120217 1575

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX SECTION-9 徳間書店 神山健治 春日康徳著 神山健治による「攻殻機動隊S.A.C.」待望のオリジナル新作。草薙素子が失踪した公安9課で、何が起こったのか。 20120217 1575

SFが読みたい! 2012年版 早川書房 SFマガジン編集部編  恒例の年間ベストSF[国内篇・海外篇]に加えて、21世紀最初の10年に刊行された日本・海外SFの必読書100冊を完全ガイド。 201202上旬 788

第六ポンプ 早川書房 パオロ・バチガルピ著 中原尚哉ほか訳 ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞作『ねじまき少女』で、2011年のSF界の話題を独占した新鋭による10篇を収録した傑作短篇集。 201202上旬 1680

ホラー・ドラコニア少女小説集成 菊燈台 平凡社 澁澤龍彦著 山口 晃画 悪党塩田主に売り飛ばされた少年は、その娘の美少女の奴隷(燈台)にされ、夜ごと少女の快楽に奉仕させられる。澁澤ホラーの傑作。 20120210 1470

ルイユから遠くはなれて 水声社 レーモンクノー著  教皇やナポレオンの継承者、盗賊などありうる無数の人生を夢想する主人公の、夢と現実を交錯する、凡庸で奇想天外な冒険小説。 201201下旬 2310

マシン・オブ・デス 星雲社 ライアン・ノース マシュー・ベナルドほか編 「死を予言する機械」が人々を狂わせる。自費出版ながら全米No.1を獲得したSFエンタメアンソロジー、ついに日本上陸。 20120127 1575

パウル・ツェラン詩文集 白水社 パウル・ツェラン著 飯吉光夫編訳 未曾有の破壊と喪失の時代を生き抜き、言葉だけを信じつづけた20世紀ドイツ最高の詩人の代表詩篇と全詩論。改訳決定版。 201202上旬 2520



ここにきてファビュラスバーカーボーイズが文庫化か。
なんともはや。


1月鑑賞メーター

1月の鑑賞メーター
観たビデオの数:10本
観た鑑賞時間:1148分

ピラニア [DVD]ピラニア [DVD]
血湧き肉躍るパンダの演舞の次は、血噴き肉抉るピラニアの乱舞でしょう!!せっかくの爆乳を活かさないで下半身だけってどうよ!ペニスくそマズッって描写入れとくんなら、乳を噛み裂く画も入れて欲しかったですね!『青の果実』ばりの官能シーン(確実に天然ではない二人のマーメイドが水中で戯れるシーンは何たる幻想美!そのままガブリといっちゃってくださいよ、ガブリと!)、『ファイナル・デスティネーション』譲りの事故スプラッタ、ある種『パフューム』の集団SEXシーンを彷彿とさせる酒池肉林の阿鼻叫喚!あ~夜更けに腹が減りました。
鑑賞日:01月29日 監督:アレクサンドル・アジャ


カンフー・パンダ スペシャル・エディション [DVD]カンフー・パンダ スペシャル・エディション [DVD]
カンフーパンダ2の出来栄えに感心してから半年あまり。満を持して挑む第1作。正直な話、パート2の魅力はキャラ紹介などを省いた結果の面白みゆえ、などと勘繰っており、序章的な意味で本作には期待はしていなかったが、……何ともはや杞憂でありました。むしろパート2よりキャラが立っていて、勝るとも劣らない見ごたえのある場面の連続。更には次作では安静を極めていた修行シーンも血湧き肉躍る演出と相成りまして、お恥ずかしながら大満足の喝采で馳せ参じましょう。なかなかどうしてリアルタイムで観なかったのか。そればかり悔やまれる。
鑑賞日:01月29日 監督:ジョン・スティーズンソン;マーク・オズボーン


ダーク・フェアリーダーク・フェアリー
なんて救いのない……。ギレルモ・デルトロ月間というわけではないですが、何はともあれ。もっと古典的なイメージを前面に押し出すかと思えば、誰の好みか意外と今風。かと言い、ダーク・フェアリーなる寄る辺のない邦題にかまけて、『パンズ・ラビリンス』なんかを期待していたら綺麗に足を掬われるのです。実際、トゥースフェアリーは『ヘルボーイ』シリーズの奴らの方が数倍かわいいし、見ごたえもある。
鑑賞日:01月28日 監督:トロイ・ニクシー


ミミック [DVD]ミミック [DVD]
昆虫嫌いにはアバンタイトルからしてかなりキツイ、ギレルモ・デルトロがまだギジェルモ・デル・トーロだった頃の作品。奴らの見せ方といい、収拾の付け方といい、よく出来たモンスター映画です。てっきり靴磨きの連れ子が攫われた理由が生殖に関連するものだと勘繰っていたので、結局なんの関連もなく靴の種類つぶやいてジ・エンドには……おおぅ、と呻いてしまいました。父親の最期もどうも予定調和な感じが否めずに残念。エイリアンの二番煎じみたいですが、飽きずに観れる快作。つい呟きたくなるファニィ、ファニィ、シューズ。
鑑賞日:01月28日 監督:ギジェルモ・デル・トーロ


フィッシュストーリー [DVD]フィッシュストーリー [DVD]
俺の中にカムバッッック伊坂幸太郎月間、と称しているわけではありませんが昨日の『重力ピエロ』に引き続き、観賞。正直原作はほんのさわり程度しか覚えていなくて比較は出来ないんですが、なんというかパッとしないなあと思いましたね。チビノリダーがあんまり好きじゃないってのもありましてね、さん付け云々のところでそれぞれの立場が説明された時にゃズッコケてしまいました。モテキの人もなんか作りすぎですね。大森氏、多部嬢、そして我らが高橋真唯嬢はいつもながら好きです、はい。曲はよかったね。ED曲を除いては。
鑑賞日:01月28日 監督:中村義洋


重力ピエロ 特別版 [DVD]重力ピエロ 特別版 [DVD]
個人的に原作は非常に大切な作品で、表向きからしてその印象が汚されると踏んで敬遠していた。何しろ泉水が加瀬亮で父親が小日向文世?おまけに母親がセカンドバージン!?てなもんである。とまあ若干のいけ好かなさを感じつつ、今はもう手元にはない原作の記憶を呼び起こしつつ観賞。これが、細部はたいそう垢抜けないながらも、とある一面から見れば手堅く拵えられた秀作だった。
鑑賞日:01月28日 監督:森 淳一


ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]
よくテレビでやるから今さら観なくてもいいんだけど、綾瀬はるかが出てるとなると何回でも観てしまうという男の性。特別書くことはない。だって面白いもの。ちょっと気になったのはパイロットが飛行機から下りて来るとき、キャップをかぶってたことかな。下りてくる途中に思い出してかぶるという動作があれば、あんたそりゃ完璧ですよ。
鑑賞日:01月22日 監督:矢口史靖


ISOLA 多重人格少女 [DVD]ISOLA 多重人格少女 [DVD]
今でこそ少年隊とSOPHIAの嫁!という認識で定まった木村佳乃と黒澤優の初々しい姿が見れるだけでも、満悦も一入というもの。ホラー小説に耽溺するきっかけとなった原作だけに思い入れはありすぎて嫌んなるが、むしろ小学校の終わりかけに一度観たっきり、シーンの一つも記憶していないまま、空々しい印象ばかりが残っていた曰く付きの作品である。改めた感想としては、木下ほうかのヤワな怪演に噴き出したことと氷室京介の歌声に聞き惚れたことが印象的でそれ以外は極めてどうでもいい。
鑑賞日:01月22日 監督:水谷俊之


パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]
アヤカウィルソンの可愛さに胸打たれ、ゲロゲーロに耳を侵され、役者陣のはっちゃけぶりに何ともはや。クリスマスキャロル的な大貫の改心があっさりとし過ぎているし、そもそもキャラクターの背景が察しえない。一応、消防車がどうとか猿がどうとか子役がどうとか説明あるけど、なんだかなー。妻夫木を活かす為に大貫をガマ王子にしなければいけない手続きなわけだけど、にしても妻夫木は単に昔のファンに会って回復してしまうんで、映画としての因果律が何もない。
鑑賞日:01月17日 監督:中島哲也


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SPOTというタイトルどおり、居場所を巡る寸劇群か。冒頭から、過去三作と比べて観客との距離が近い(客いじりのボケが目につく)ことで、集中力を殺がれた気がする。だが極小国の王様という設定から寓話テイストで紡がれていく枠物語のストーリーテリングは、絶妙なタングラムの効果も相俟って、さすがの一言。続く『アナグラムのあなぐら』は、瞬発力としてはかつての“イカ”には勝れぬものの緻密さでは瞠目に値する。『ひみつぼ』は小林賢太郎テレビ3の『思うつぼ』を連想していたがあまり関係はなかったようだ。
鑑賞日:01月01日 監督:

鑑賞メーター


更新情報

25.5.5 新装開店大セール中

プロフィール

HN:r0bot21th
年齢:36
性別:男性
職業:虚無員



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