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 手のひらの海に、汐はまた満ちる。それまで待とう、死ぬのは。(皆川博子『ひき潮』より) ―――吉川楡井の狂おしき創作ブログ。

-週刊 楡井ズム-

   

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SOUL'd OUT LAST LIVE "0"


 SOUL'd OUT LAST LIVE "0"の写真。
 最後だから記念に載せておく。LIVEの感想は、ない。時代の終りに誰が感想など述べられようか。述べられるとしたら、次の時代が封切られたときのみである。いまは目下、余韻を最後の搾りかすまで堪能している最中。言葉など、出ない。



始発の新幹線に乗り、9時に到着。
すでに物販客の人だかり。
すでに前に100人程度。(結局、そのせいで福袋が買えなかった)
昼飯は新木場駅近くのカレーうどん屋で。
開場準備。(14時30分ごろ)
30分ほど開場が押して、中へ。
バルコニー席左前列を確保。(やっぱり前がよかったな)
21時30分ごろ、終了。青春は伝説となった。
ホールの外には祝花の列。
ドリンクはカシスオレンジ。
外。興奮冷めやらぬCruたち。
皆、ここで出逢い、ここで去っていく。
遠くに、観覧車。縁が廻転するように。
東京駅に舞い戻り、22時過ぎ。開いている店が少なくて愕然。
仕方なく日本海庄やに入り、独り反省会。ドリンクは上海レモネード、ディタシークワーサー。
戦利品① マフラータオル。
戦利品② バッグ。
戦利品③ シャツ。
ちなみに3,2,1ツアー時の戦利品。数は同じだが、熱量が異なる。
帰りの高速バス。23:59の出発である。
首都を去る。

PEOPLE あっぷあっぷ
UP AND DOWN で HOLD OUT
駆け抜けてこの時代の中で
KEEP AN ATTITUDE TO LIVE UP


ここ一、二ヶ月。SOUL'd OUTのことを考え、明け暮れてきた。
こうして夏が終り、青春が終ったいまは、ばかみたいに途方に暮れ、何も手につかない時間が過ぎ去っていくのみ。ただ、少し爽快さも感じている。
心の空白は白々しい。空虚は虚しい。
しかし、抜け落ちた感触は単にメランコリィな感傷だけでなく、つかえが取れたようなあっけらかんとした体感も含んでいるのだ。
思えば近年の焦燥は、期待と失望と、興奮と愉悦と、多忙の一途だったわけである。
もうこれでSOUL'd OUTの曲が聴けなくなるという悲しみは、もう待たなくていいんだという安堵を背負ってさえもいるのだ。
もう考えるのはやめにしよう。
待つことさえ、やめにしよう。
今回のLIVEは秋にソフト化されるようだ。それがゴールなのだろうか。
ソロ活動の一報はいつごろなされるだろうか。DVDの後か、今年中にも聞けるだろうか。
考えるのは、やめにしよう。
「ありがとう」と感謝のみ述べ、堂々と歩みだしていった人に、未来を探るクエスチョンマークは失礼だろう。
「ありがとう」といわれたら、ただ「ありがとう」と返す。
そしてその背中を見送るのが礼儀だ。

時が再び俺達を導くなら

ここまで激しい愛を知らない。
ここまで切実な「Dear my……」を知らない。
だから、俺も激情の愛をなにかに注がなければならぬだろう。
それが、手段だ。
忘れるためでなく、想いを芸術に昇華するための。

俺にとってそれが何かは、このブログの隅々を見れば瞭然とする。

芸術とは、思い出より美しいものを創る技術である。

誰がいった言葉か。なんて、いま思いついた戯言である。しかし、このようにして影響とは波及していくものだ。音色であり、詞藻であり、佇みであり、物語であるといった差異が、繋がれていることに気づかせないだけなのだ。

心を飾ることはできても、魂を飾ることはできない。
心は姿形を変えるが、魂はその温度を変えるだけだからだ。
激情に触れ、火照った魂がいまここにある。
己の魂を解放できるのは己の激情だけだ。

SOUL'd OUT

その言葉がもつ温度を覚えているうちは、まだ間に合う。
まだ夢を、諦めずに済む。

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年齢:36
性別:男性
職業:虚無員



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