すっかりご無沙汰。なんだかんだと忙しかったので。読書感想と映画感想を交互にやって行きたい気持ちはあるんですが、根っからの飽き症がそれをよしとしないのです。
6月の鑑賞メーター
観たビデオの数:3本
観た鑑賞時間:420分
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 スタンダード・エディション [DVD]それは6/18の午后3時ごろでしたでしょうか。この映画、スマホに入れて観賞してたんです。小腹が空いたのでカップラーメンを食べました。龍上海。好き なんです。音が聞き取りにくいのでイヤホンつけて、カップラーメン汁まで呑んで。すごい汗。すごい火照りよう。すぐさまスマホ片手に扇風機の前で涼んでお りました。これが気持ちがいいのなんのって。ちょうど本篇はバスがバナナ倉庫に突っ込む辺りで。そしたら……いきなり、ギュルギュルギュルギュルッッ!! 異常な音がして、頭が叩かれたような感覚、ぱっと扇風機見下ろしたら、なんと……
扇風機の羽根が固まってたんですね。芯の部分に、イヤホンのコード巻きつけさせて。コードを引っ張るとブーーンと奇妙な音を立て、余計にきつく締めついて いくので、とりあえず電源落として、カバーと羽根を外して……あ、なんということ、急停止の衝撃でしょうか、羽根が一枚根元からパリンといっていました。 汗と冷や汗と涙のようなものに塗れながら、丁寧にコードを外しました。運良くコードは無傷でした。しかし安物でしたが買ったばかりの扇風機は無残な……、 電源を入れたらガタガタと何かが取り憑いたように本体が振動をしはじめるのです。
しょうがなく扇風機は新調しました。おかげで夜は割りと寝苦しくありません。コードを外し終えた直後に、とりあえずこの映画の本篇を見終えましたが、くだ んの事故のせいで内容は吹っ飛んでしまいました。感想書くのが遅れたのも、きっとそのせいでしょう。今でもあのエクソシストばりの扇風機のことを思い出し ます、アァ、もしかすると彼は怒っていたのかもしれません。こんな映画ごときで命を尽き果ててしまうことを。成仏してください。……私の、扇風機。
鑑賞日:06月18日 監督:
本広克行ライジング・ドラゴン [DVD]楽しませてもらいました。これでどや、的なカメオ出演が目立ってましたが誰だかわからなかった……。でも実妻の出演はよかったですね。こういうサービスもあるんだなぁと。十二支の頭像の役割とか、どれがレプリカでどれがマジもんなのか、とか、悪役親子が別人種だったりとか、CG自重しろwwwとか気にしたもん負けなところもあったり、政治的言動がうざかったり、サブストーリー多かったり、アクションで満腹ってわけではなかったりといくつかの不満はあるが、JC好きだしやっぱり改めて凄いなと思ったから100点なのであります。
鑑賞日:06月16日 監督:
ジャッキー・チェンカラスの親指 by rule of CROW's thumb 通常版【DVD】あまちゃんの隣に立つと、石原さとみが老けて見えるな(当然 少しダレたり、結局説明セリフがウザかったり、相変わらずTVドラマと同等の重みでしか量れない邦画の典型。というか、道尾秀介初期作品のなかでも割かし影の薄い(映像化はしやすいが)作品だけに、物語がちっとも映えませんな。色眼鏡でみるつもりはないが、この邦画特有の雰囲気、いいときはいいけどいやなときはいや!(今回はいやなパターン) ポスターだけの評価をすれば、石原さとみの左肩に一億点。
鑑賞日:06月09日 監督:
伊藤匡史■アビス 完全版 [DVD]
観る前から深淵の鼓動を感じていた……この奇特なパッケージに惹かれて数年余。監督も著名、海洋SFの金字塔(?)として名も知られているこの映画も実は初見だったり。潜水艦事故から内部謀反までは定石どおり、ところがぎっちょん、ぷるぷるぴかぴかのヤツが顔を出し、夫婦愛のドラマも最高潮に達してからが本領発揮。想像力を落とし込んだニヒルな映像美の数々には、細ケェーこと気にしねぇーで浪漫に酔えッとでも叱られているかのよう。作中人物もだいたいそんなような人間の集まりだし(笑 地味だし長ったらしいけど、観る価値しかない映画。
夫婦愛のドラマだなんて冷やかして呼んだら聞こえはいいが、夫婦どっちも聞き分けが悪くてワロタ。まぁ人間ってそんなものか。終盤ぴちぴちぷちゃぷちゃの正体はともかく、ウォーターヴィジョンであんなのまんま映し出されたら今じゃ失笑喰らうかも。But(しかし)米ソ一触即発時の街頭インタヴューや大写しになった津波など、今だからこそ切実に映る場面もてんこ盛り。ただ監督にはクソ真面目にこっ恥ずかしいことやる天賦の芸人魂があるので『アバター』、『タイタニック』がダメだった人は、ウッ!!て餌付く部分が随所に。
読了日:1月8日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1978458
■コクリコ坂から
来週ぐらいに地上波で放送するってんですかさずフライング。耳をすませばラヴァーにとってはさもありなん、まぁこんなもんだよね的な映画。意中のアベックが実はアーーーッッ!!みたいな話好きにしたらまるで鼻くそみたいな映画。全体的におもひでぽろぽろみたいだし、全体的に主役の娘が嫌のある顔しっぱなしだし、全体的に声が青臭い。あと要らないキャラが多い。同居してるメガネとか。でも雰囲気好き。男が住んでるボロ家とか、噂のQuartier latin(英字で書くとモダンさが逆に失せる)とか。だからいうほど嫌いではないムード。
読了日:1月6日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1972336
■メン・イン・ブラック3 blu-ray & DVD
最高でした。2以降トミー翁の出番が少なくなってきてるのも、今じゃソフトバンクのCMでだって拝めるんだから文句なしってところ。タイムトラベルも去ることながら、アポロを持ってきて宇宙好きには堪え難い涙腺刺戟! 引っ張って引っ張って死ぬのはお前かい!ってツッコんだのも束の間。2013年最初の鳥肌を味わいましたJに関するエピソード。そして時間を収斂させた継ぎ目に流れるアリシア・キーズ『Empire State Of Mind』ですよ。泣かす! もう3年以上前の曲か。振り返ってみると、遥か昔の遠い遠い過去なのね。
少しイラッとさせるカワユさのグリフィンはなんだろーなー。Dr.マンハッタンといい、超次元把握能力者はもうそれだけで魅力的。頭に収納されていたアレが開陳されるくだりはこの手の映画でしか感じ得ないカタルシスじゃありませんか。ところで鑑賞後まっさきに思い出したのは『オーロラの彼方に』って映画なんだけど、父と子を取り巻くタイムトラベルってアメリカ映画じゃよくあるけど、日本人の感性からは物珍しかったり。
読了日:1月6日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1972042
■愛と誠 コレクターズ・エディション 期間限定生産(2枚組) [DVD]
ミュージカル調だって小耳に挟んだぐらいの前知識。飲み会に向かうバスの中~リア充が蔓延る駅前でタバコを吸いながら飲み屋に到着するまで三十分ほど観賞したときにゃ、こりゃあ年始からエラいものを掴まされたなと失笑気味。ツマブキのロートーンボイスからなる「巻き込まれたら最後さ~」、武井嬢の「あの素晴らしいあ~い~……」まではもう本当にスマホ投げてやろうかなと思いました。後者の妙なタメは背骨が痒むほどの不協和音に聞こえましたぞ。さておき、ナントカ実業のメンツが絡んでくると、カタストロフィに期待も大。だったのにねぇ。
安藤サクラの顔を見るとどうしても『愛のむきだし』を想起しなければならず、単なる噛ませ犬で終わってしまったのはちょい残念。代わるボス役の悲しい女もなんだかよくワカランで終わってしまった。特にツマブキの母親が出てきてからのストーリーは編集含めて支離滅裂。メガネは土下座と病室を去るシーン含めてよかった。個人的にはバラエティでしか馴染みのない俳優だけど、こういう2.5枚目の役がハマっている顔立ちですね。伊原剛志とは、おんなじ病気を患っているようで親近感が湧きました(笑
ひととようとかは、別にどうでもいいっすね。
読了日:1月5日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1969641
■007 スカイフォール
007といえばピアースブロスナン世代でして且つボンド映画は大人の映画感が強くてあんまりなじみはなかった。で、巷で人気の本作ですが、『ドラゴンタトゥーの女』もぴんとこなかったワタクシにゃドーベルマン顔のボンドも張り合いのない感慨。というか、長かった。ロケーションとかアクションシーンとかもおなかいっぱいになってきてね、寝ました正直。顔デカい人が出てくるようになって目が覚めてきたけど、徹頭徹尾、ベタなサスペンスアクションでした。いや偏差値は高めなんだけど
読了日:1月3日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1963800
■ヘルタースケルター スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
『パラダイスキス』だったり『ブラックスワン』だったり『恋の罪』だったり。その類の映画の集大成じゃないかね。特に2012年の総括。ジョニデプかと思ったら窪塚洋介だったり、大森南朋がいちいち詩的で五月蝿かったりとツッコミどころは数あれ、イタい、ケバい、キモい、ウザい、エロいの五拍子が揃った希有な作品。三が日に徹夜で観るようなもんでもないけど、予想より遥かに愉しめましたね。
読了日:1月3日
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1963256
■マダガスカル3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
だいぶ前に1を観て、2は観たかどうか覚えてなくて、ただ嫁と一緒に「踊るのスキスッキ♪」とたまにはしゃぐだけの身で観賞。感想、やっぱりドリームワークスは目で愉しませる。細部に神が宿っているピクサーと比べると大味に感じてしまうギリギリの線で、アニメ好きの心を鷲掴みにするイメージをドドドッンと炸裂させるのだ。本作はもちろんサーカスのシーン。骨子は『ブレーメンの音楽隊』の変奏でしかない『マダガスカル』にこんな絵力魅せつけられるなんて、とか思ったら、まぁ1だか2の夜宴シーンもそれなりに印象的だったことを思い出した。
読了日:12月30日 監督:Array,コンラッド・ヴァーノン,トム・マクグラス
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1955263
■ロボジー スタンダード・エディション [DVD]
いいね。磁石の使い方とかあざといけど、なるへそなーと思ったし(四つが一つになる的な)。主役とヒロインがそれぞれ狂言回しを交替し合っていて、アクシデントのインプット/アウトプットが小気味良い。吉高由里子嬢の使い方もある一方向での理想型で、これに文句付けるのは元々嫌いな御仁でしょう。EDの『Mr.ROBOTO』も爽快感ヤバス。
読了日:12月30日 監督:矢口史靖
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1954918
■グスコーブドリの伝記
ずっと観たい観たいと嫁を口説いておったのですが、なかなか機会がなく、ようやく単独鑑賞と相成りました。原作読んだのは小学生の頃、十年以上も前の話で、うろ覚えでしかなかった。だから鑑賞中、あれこんな話だっけかと不安になりましたが、本日原作を購入して読み耽ったところ思いのほか忠実。ブドリが幻視する夢の光景には『銀河鉄道の夜』や『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』から引用されているようで、いま現在作られるべくして作られ、作られるにはおそらく最高水準の宮澤賢治アニメであることは確か。
読了日:08月10日 監督:杉井ギサブロー
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1612298
■アナザー Another
本編、観客含め中学生ウラヤマーな二時間弱。加藤あいのタンクトップ&生脚と橋本愛の膨らみ以外見れたものではないけれども、特段思い入れのない人間にとっちゃどうでもよろし。そんなことより袴田吉彦がかっこよろしかった。さて、中身。てっきり義眼少女が最後に登場して、なんだかんだかと思いきや、袴田吉彦で口あんぐり。冒頭の病院のくだりや義眼の原因など明かされないことが多くて、気をつけてと言われても何を気をつければよいのか。あ~夏休みだねぇ~ってTUBEも真っ青の嘆声が出た日にゃ、1700円は高すぎた気がしてならねえよ。
読了日:08月10日 監督:古澤健
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1612055
■バットマン ビギンズ [DVD]
読了日:07月29日 監督:クリストファー・ノーラン
http://video.akahoshitakuya.com/v/B001ALQWM8
■ダークナイト ライジング Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
ダークナイトを凌駕するというのは言い過ぎだけど、文句ない出来。色々言いたいことはあるけど、またあとで。とりあえずニヤニヤしっぱなしの三時間でした。特にインセプション勢の活躍に。
読了日:07月27日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/1581863
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