[解題]
桜をモチーフとしたアンソロジー『異形コレクション綺賓館 櫻憑き』をテーマとしている。無論、その中には作中に登場する“桜の下には死体が埋まってる”で有名なあの作品も含まれている。埋まってるとあらば、誰が・何故・どのようになどの答えを求めたくなる。けれどもアンチテーゼとして別の回答を提示した。
奇なる墓を掘り起こしたとき何が蘇るか、それは記憶の浮上でもあり、噂の再訪にも近しい。オチは決して笑うところではないし、これをホラーと思われてしまうと不本意なので、奇想の章に収録した。
http://r0bot21th.edoblog.net/Entry/18/『墓守』