2013年8月の鑑賞メーター
観たビデオの数:1本
観た鑑賞時間:0分
■パシフィック・リム [DVD]
監督に機械の身体を与えてあげて。そして未来永劫ぼくらの映画を作らせろ! でもリンコがよくない。ヘルメット似合わない、日本語おかしい。顔面の迫力はぼくらが望むヒロインの顔じゃない! とっさに構えたマナちゃんに笑止。香港シーン大好き。アクションシーンめちゃ見辛い。KAIJUに愛嬌がない。それより各国のイェーガー集まってバトって最後は石覇ラブラブ天驚拳とかやればよかったなと思いました。芹沢教授的な決着はだいぶあっさり。でももう日本でロボット映画も怪獣映画も作れませんね。東映、東宝、大映バンザイ\(^^)/
鑑賞日:08月31日 監督:
http://video.akahoshitakuya.com/cmt/2568644
9月の鑑賞メーター
観たビデオの数:23本
観た鑑賞時間:2331分
キャビン [DVD]ケッ作中の傑作やッ!!!! 文句のつけようないんですが、わがまま言りゃ例の終盤のカタストロフね。もうちょい長く観たかったな~ 至れり尽くせりで友情出演の皆さま方、お疲れしたッてな具合なんだけど、もうひと押しふた押し欲しかったぬぁん。ただ物語としては、ちょっと悲しかったりもする。僕らが好きなホラーというジャンルは死や苦痛を与するものだ。ホラーをたしなむということは、拷問されるために生まれたキャラクターを祭り上げることに等しい。それって人間としてすごく悲しいことだと思……ウッホ、テキーラッッ!!!!笑
アバンタイトルでいきなりジョスウィードンって出てきてびっくりした。ヤヴァイね。時代だね。で、まさかのシガニーウィーバーもいいんだけど、僕的にはゾ ンビ娘がまさかの『タイドランド』のローズたんだってのが驚きトキメキ勃起ボキッ。あと、待ちに待った半魚人が可愛くなかったのがいーねー。ピエロとかユ ニコーンとか、痒いところに手が届くラインナップ。は~、いつまででも観ていたい。そういえばシナリオ的には変に気取ってないところがよかったですね。思 い返せばこの映画、個人的にはベタっていうよりシュールに近い感覚。まぁどうでもいいですね。主役のオニャノ子はカワイイし、ビッチはエロいし、監督(御歳63歳。エイリアンとの格闘経験あり)の胸は豊満。いやまじで、名作の域。でもやっぱり短いッ!!!! 短小はモテないゾ!!!!
あ、シナリオ的に気取ってないってのはクライマックスの話です。
鑑賞日:09月30日 監督:
ドリュー・ゴダード笑の大学 スタンダード・エディション [DVD]ん、ん、ん?? てのが素直な感想というか反応。ギャグとドラマのあわいを体現しなければならぬのに、撹拌されないまま自己主張の強いアクだけを呑まされた感じ。基本的に三谷脚本が好きな人間なので多少の贔屓はするつもりだったんすが、あまりに退屈すぎて逆に眠れなかったみたいな。まず検閲官のどうして脚本へ要求をするに至ったかってのがわからん。甘いんだよね。すかすかなんだよね。つまらなすぎたから? そんなことばっかしてっから公務員は税金泥棒だって罵られんのよ。まぁそれはそれ。一番の罪は、くすりともできなかったこと。
鑑賞日:09月30日 監督:
星護キサラギ スタンダード・エディション [DVD]あれ、記憶よりも如月ミキが可愛くみえる(遠い目)しっかし、ひっさびさに観るとこんなにやかましい映画だったんなだなぁと。特に音楽、ちょっと耳が疲れる。変わってないのはラストに感じさせられる虫唾ぐらいで、わりと新鮮。そういえば宍戸錠の家も焼けたなぁとかどうでもいいこと思い出したり(笑) ただ福島出身福島在住の身として本当に気に食わないのは安男がミキを見送るシーンに出てくるバス。あれは福島交通のバスではないなぁ、とか。まぁ高速バスなのかどうかも不明だし、他のバス会社かもしれんし。まぁどうでもいいっすね。中の上。
鑑賞日:09月29日 監督:
佐藤祐市12人の優しい日本人 [DVD]なかなか観る機会がなくてこのまま一生観ないだろうと思っていたが、『キサラギ』観るついでに密室劇のマスターピースを参考観賞。これがおもしろすぎて夜も眠れませんでしたよ。三谷組の面々はさることながら、あまり顔なじみのないキャストもイイ仕事してますねぇ。謎、という意味ではそれでいいのんと思うところはあり、今の感性だったらそれこそリドルストーリーで片付けてしまうんだろうなぁと感慨深い。序盤と終盤とで攻める側と抗う側の言い分が対になってしまうところなど味があるじゃないですか。『怒れる男』も観なければなるまいな。
鑑賞日:09月29日 監督:
中原俊LOFT ロフト デラックス版 [DVD]愉快痛快、日本が誇るホラーサスペンススリラーダークファンタジーのケッ作。主人公が泥を吐く真相や木乃伊の正体が明かされないなどあまりにあんまりに不完全なシナリオのため、出来損ないの見世物道化のように思いがちだがおいおい莫迦を云いたまえよ。本作の肝は観察であり考察なのだ。1000年というアバウトながら長大な時間を濃縮しているのは、永遠の美を保つ木乃伊に限ったことではない。俺がつい今しがた目にしたこの映画だって、その臓腑に悠久の時を孕んでいるわけだ。だからこそ云おう。映画と木乃伊はすこし腐りかけてた方がいいッ!
本作において最もな欠損部分といえば、木乃伊の出自にあろう。トヨエツが考古学者である以上、型式学的アプローチは必須なのである。しかし、そうはなって おらず、単に〈愛〉とさかしまの〈呪い〉を語るためのキャラクターとしてのみ存在している。それを語る人物がトヨエツであるはずなのだが、彼は自らの主観 的記録である記憶に明瞭性を持たない。人間の記憶を推察することが、いまここに存在している人物への考古学であるとするならば、彼はその時点で考古学者的 立ち位置を見失っているわけである。
やがてその宙ぶらりんな存在は“思い違い”という答えでもって新たな型を得ようとするのだが、ラスト、驚天も甚だしい真の〈呪い〉の登場により記憶が正確であることを知る。彼は自らへの考古学によって殺されるに至ったのだ。 一方で、本作での木乃伊の立ち位置は〈観察〉されるものとしてある。たとえば『回路』における『カリスマ』の役所広司と同じくして加藤晴彦が重要人物として登場する。彼によって上映される映像こそ上述のとおり長大な時間を濃縮した、木乃伊の同類だと云える。
そしてこの映写機はラストシーンでトヨエツを沼に放ったあとの滑車として引用される。安達祐実演じる亡霊によって、主人公が動作観察されていたと明かされ る仕組みだ。型式学的アプローチがされないのはトヨエツだけではない。中谷美紀演じる主人公もまた過去を切り捨てられたキャラクターだ。一方の安達祐実は 作中において唯一その出自が明らかにされる人物である。
そもそも黒沢清という監督が映画という虚構に意識的なのは有名であり、とりわけカメラによってのみ生じる世界という認識を真髄としている。キャラクターの 記憶や時間、空間そういった映画の要素すべてが、カメラの向こうにある観察記録であるということに対して、本作は最も示唆的だろう。そしてそのことこそが 映画が永遠に保つ呪いであり、美意識であり、愛すべきゆえんなのだ。すなわち本作は何度も曳き揚げと沈下を繰り返す回転覗き絵(ゾートロープ)――映画そ のものとのロマンセなのかもしれない。
そういえばポスターってディックの『ヴァリス』に似ている。DVDのカバーも同じ。特に引用元ではなかろうが、最新作『リアル』の原作が『ユービック』に インスパイアされているということもあって、当たらずとも遠からずかも。もっとも黒沢清とディック、現実崩壊を突き詰める作家として並べることも出来るは ずだ。
鑑賞日:09月28日 監督:
黒沢清アフター・アース(初回生産限定) [DVD]僕にとってシャマラン映画は親友です。ぼろくそに言われても、いつも肩を取り合って涙をのみながら何度、夕暮れの帰り道を歩んでいたことだろう。『サイン』、『ヴィレッジ』、『レディ・イン・ザ・ウォーター』……そんな一方通行の友情は『ハプニング』で愛想を尽かしてしまった。だから久方ぶりに会った感想を申し上げたい。狼とか、猿とか、鷲とか出すんだったら……君ねぇ……スクラント(狼)とかタルタティック(猿)とかイートロン(鷲)出せよぃ!! ったく変わってないなぁコノコノー( ´∀`)σ でも話は普通に普通でした。
鑑賞日:09月24日 監督:
M・ナイト・シャマランゴースト・エージェント/R.I.P.D [DVD]アイアンマンのオバディア、グリーンランタンでありブレイド3のハンニバルキングでありウルヴァリンのデッドプールでありブラックウィドウの元旦那、スーパーのジョックでありX-MENのセバスチャンショウ、REDのサラ、アイアンマン3のエレンブラント。アメコミ映画的には豪華競演!? 霊界版MIBみたいなGSスイーパー美神みたいな話。モンスターが一般人にも見えるって設定がなんかよくわからんが、金髪美女と老中国人のツーショットにもうお手上げ。撮影もくどいけど凝ってる。いやー、面白いモノを観ました。面白いキワモノを。
鑑賞日:09月24日 監督:
エリジウム [DVD]エリジウムの構造といい、放射能の扱いといい、重要人物の護送といい、なんたる杜撰な。前作同様その画はCG全盛期のいまだからこそ新鮮な特撮フェイクで、加えて汚ならしくもいま風の未来像に好みは満点。地球人のデータが揃ってるというご都合主義。コピーは問題ないのにダウンロードすると死ぬ脳接続の不明。ジョディフォスの贅沢すぎる早死に。豚には隠れられて草には隠れられない不思議。医療カプセルばらまきというトンデモなゴール。伊藤計劃『ハーモニー』的アプローチの期待は裏切られ、突っ込みどころは数知れず、けれど画力はんぱない。
鑑賞日:09月23日 監督:
おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)ポケモンよりデジモン派だった俺にとって『ぼくらのウォーゲーム』は神で、ツツイストであり『時をかける少女』と名がつけばそれだけで涙目の俺にとってアニメ版は革命だった。おジャ魔女ドッカーン『魔女をやめた魔女』は三丁目のタマ『まつりばやし』を観たぐらいのリアルタイムな衝撃で、けれど『サマーウォーズ』で俺は細田作品の愉しみ方を忘れてしまった。だから本作も期待はしていなかった。設定やストーリー自体、実は生理的に受け付けない。教育に悪いとさえ思っている。けれどこれだけは分かる。この作家がいればアニメ界はまだ廃れない。
生理的に受け付けないってのは前田某が言うような獣姦云々に触発されたわけではないのだけど、狼男と女が愛する様をこの映画の絵によって見たくなかったと いうのが正直なところ。もしこれが『もののけ姫』のようなタッチだったらまだしも、デフォルメの効いた絵では前田某と同じ感想を抱くのもむべなるかな、 と。だから鑑賞中はとてもじゃないが好きにはなれませんねと高をくくっていた。
いろいろ語ろうとしたけど、いまこの映画の良さや悪さを拾い上げていく余裕がなくなってしまった。ひとまず、お見逸れした、とだけ書いておこうか。どんな に駄文を書き散らしたってこの映画が表現する、本能、本質の謂いにはたどり着けまい。ベタなストーリーがなんだ、キャラクターがなんだ、そんなことじゃな い。もっと核心的ななにかに響かされた気がする。
それは俺自身、こどもが産まれて間もない境遇だからなのかもしれない。けれど、むずかしい。草平や雨に対して雪ちゃんが言葉足らずだという話をしたら、奥 さんに「女ってそういうものだよ」と言われてしまった。そんな風にシナリオ上の瑕疵と呼べるものがすぅっとリアルに届いていく不思議。ほんとうに不思議な 映画だった。
やっぱりこれだけは書いておこう。『おおかみこどもの雨と雪』。このタイトルにちなむ秘密はいろいろ詮索されているけど、母親視点であるということが重要だ。つまりこの物語は雨と雪の物語ではなく、二人の物語を、さらに見守る花の物語なのだ。
父子家庭に育った花は母親像を知らない。つまり母親になる人間としては極めてゼロに近い。だからこそ婚前妊娠や年子で生むなど環境の割に合わない営みをし てしまう。しかし、夫をダブらせた息子の成長を目撃することで自身もまた成長するわけだ。人間と狼との違いはたんに親子の価値観、生き方の違いでもある。 親が自分の価値観を押しつけることが育児の最大の敵であるなら、花はそれに打ち勝ったのだ。
そして瞠目すべきはこれらの物語をさらに娘である雪に語らせていること……すなわちいずれ母親になるであろう娘が語ることで、理想の関係が継承されていく ことを補強しているのだ。タイトルにいつまでもこどもという言葉が残るのは、母親の視点だからだ。語句の対比だけでは度が浅い。花にとって雨と雪はいつま でもこどもなのだ。若くして自らの元から離れたとしても。
鑑賞日:09月23日 監督:
細田守アイアンマン3 ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]奥さんと観たんですが一人で観てたら感涙してましたね。ワケありげなモノローグから始まり、電波ジャックで映されるセンセーショナルなカット、歯並びが気になる(超個人的)ガイピアース……前作前々作から一転してセンシティヴともいえるネタに緊張感。アベンジャーズからのトラウマについては唐突な気もするけれど、さらに塩をすり込むかの如く自宅を襲うド派手なカタスロフィにはもう茫然。心臓をスイングされるかのような衝撃を越え、まさに大団円、スーツが夜空を彩った勝利の凱歌には素直に拍手した。アベンジャーズ2はまだか、まだなのか。
マンダリンの扱いとか、レスキューの前哨にしてはキメすぎているポッツの活躍とか、その後の処理とか首を傾げてしまう箇所もあるけれど、前述の自宅襲撃シーンや、スカイダイビング、ローディと大統領の絡みなど胸が高鳴る箇所にはかなわない。
鑑賞日:09月21日 監督:
シェーン・ブラックアベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]意外や意外に楽すぃ~ アイアンマンハルクスカヨハ以外ほんと役たたずだけど見栄えも大事ね。フィルがああなって結束って運びは泣かせるけれど、力を合わせてタッグアタック的な描写が欠けてるなと思った。精神的な話なのは百も承知、だからこそラストのハルクの活躍が際立とうものだけど、じゃあこの映画はインクレディブルハルクですかと。目で見えるカタルシスが多ければなと。そもロキの扱い、弓矢のやつが平然と復帰してるなどぬるま湯に浸かった責任感に包まれてちゃ、フィルのあれも街頭インタビューもとてもインスタントに見えてしまう。
あと吹替で観たんですが、竹中直人氏以外は気付かんかった。巧いという意味じゃなくてよく知らない下手な役者が演じてるなと思った。ただボロクソにするほ ど腐ってるわけじゃなくてきちんと仕事はしようという心意気は感じられる。特に宮迫さんは芸達者。『Mr.インクレディブル』のシンドローム役はハマって たのにもったいない。だから元凶はキャスティングの鑑識眼であって役者の能力ではない。
ただマーヴェルシネマティックユニバースとしてのひとつの決着としては素晴らしすぃ。こういうアメコミ映画が観たかったのよ。ありがとう。
鑑賞日:09月21日 監督:
ジョス・ウェドンアイアンマン2 [DVD]なんか見覚えあんなーと思いきや地上波で2回ぐらい観たなこりゃ。一番燃えたのはアイアンマン新しい顔だよのカバン型スーツ装着シーン。以降、スカヨハが出てきてからというもの急に鈍重になっていく。いやなに男心にしたってカッコよさとエロは別の引き出しに仕舞われているわけで、エロの要素はグウィパルの薄幸巨乳だけでじゅうぶんなのだ。サミュジャクまで出てきた日にゃキャスティングの凡庸さが気になって……フレッシュさが足りないよ。アベンジャーズへの伏線(笑)もなんというか映画を邪魔してるでしょ実際。ミキロクも出オチみたいな。
鑑賞日:09月19日 監督:
ジョン・ファヴローアイアンマン(1枚組) [DVD]アメコミ祭りはまだ終わらんぞえ~ なにせむさ苦しいのが好きじゃない僕ですから、というかそもそもDC寄りの僕ですからあんまり食指が動かなかったアイアンマンシリーズ。際立ってイイっというところはないけれど、とりあえずダミーが一台家に欲しいこの頃。でもやっぱりアメコミ映画はこれぐらいのテンションがいいよね。とすると、俺の好みはやっぱりMARVEL寄りなのかも。ボディのクラスチェンジなんか見るにつき、プラモデル愛をくすぐられる男にはたまらん映画。かくいう僕はプラモデル買ったことも作ったこともありませんがね。
鑑賞日:09月18日 監督:
ジョン・ファヴローワールド・ウォーZ [DVD]よかった。とても。冒頭のキャッチからイヤ~な空気で、開始10分もそこそこにthe Zの登場と破破急な展開。ゾンビ映画好きじゃないので多くは観てないけどたぶん一番好き。ただし、肝心要のゾンビの活躍するシーンに限ってなぜにあんな見辛いかね。速いし、乱雑だし、近いし、淡白だし。エルサレムのシーンぐらいですよ、きちんと視認できたの。飛行機内や医療施設などベターな状況は美味しゅうございましたが、どうしても手放しでは褒めあげられないのだ僕の貧弱な動体視力じゃ。これが流行りなんなら悲しいことやね。あとブラピは髪をきれ。
鑑賞日:09月18日 監督:
ダークマン [DVD]ちょっちょっちょい。実に潔い。全然ダークじゃねえ。人工細胞は感光性って話はどこいったのか。夜活動してたらバレずにすむんじゃないのか……バットマンを見習いたまえよ……。さておきピンクの象のくだりやヘリで宙吊り、針でプスッ、恐怖症を喚起するやりすぎ演出の多々にはゾクゾク。ライミ版スパイダーマンでアメコミにお熱になった僕としては習作の域ながらも、実に実に激しく堪能。演者、音楽、個々の演出、アメコミ映画の横のつながりがイイネ。アメコミっぽい映画の先駆けにして到達点!(他には思いつかんので、専売特許な気もするけれど
いやー、にしてもつまらない映画でした。
鑑賞日:09月16日 監督:
サム・ライミ菊次郎の夏 [DVD]最高の夏休みだ。すっかりそれを忘れてしまったけど。プール、夏祭り、ヒッチハイク、スイカ割り、アロハシャツとサングラス、タコ男、タップダンス、暗黒舞踏……後半は夏の風物詩じゃなくなっているが、それらすべて封入された贅沢三昧。傑作か名作かはどうも判断つかないがただひたすらに、このひと夏の淡い感じ、切ない感じ、むさ苦しい感じ、まぶしい感じの諸々に共感できる日本人に生まれてよかったと思った。夏休みが待ち遠しいぜ、まったく。らっきょ、義太夫両名に敢闘賞。
鑑賞日:09月16日 監督:
北野武MAN OF STEEL / マン・オブ・スティール(ザック・スナイダ監督、ヘンリー・カヴィル、エイミー・アダムス出演) [DVD]これはよくない。ただでさえ味こいマッチョイズムが煮詰まって煎って炒めて焼いて、胸焼けがするほど暑苦しい。華奢な俺にはまるで相性悪。とかく映像が見辛い。情報量というよりカメラのブレと煙幕が邪魔。それからバットマン以上に感じたのは、シリアスな雰囲気のなかではスーパーマンのコスチュームが実に異形であることだ。あと人死にすぎ。規模でかすぎ。次回作、バットマンとの絡みが気になるとこだけど、それ確認したらあとは観なくていいかなぁといまは思う。むしろケビン・コスナーとの絡みが観たい再び。
鑑賞日:09月16日 監督:
スーパーマン リターンズ [DVD]金曜ロードショーで先日放送したとは露知らず、いまになって観賞。のっけからケビンスペイシーがいつもの頑固づらのまんま、ハゲネタで笑かしてくれる。マンオブスティールの予習のために観たんだけど、リチャドナ版のⅠ、Ⅱも欠かせなかったな。単独でも面白いし、本作のバランスが理想形ではあるが、やっぱり俺はスーパーマンが苦手だったりする。バットマンが青年の話であるならば、スーパーマンは少し大人すぎるのかもしらん。熟年の話なのかもしらん。そして見た目が生理的に無理なのかもしらん。にしても直系の続篇みたかったなぁ。
鑑賞日:09月16日 監督:
ブライアン・シンガーアメイジング・スパイダーマンTM コレクターズ・エディション [DVD]ライミ版スパイダーマンでアメコミを知りアメコミに嵌ったクチなので、ちょっと距離おいてましたが、いや~なんたることかこれが素晴らしかったッス。原作・ライミ版・本作との差異を頭に巡らしつつ、単に青春ヒーロー物として存分に愉しめた所存。ライミ版がいくらか淡白に描いていた諸々が本作では実に過激に描きこまれているわけで、このまま次作でグウェンの悲劇が描かれるのかと思うとゾゾゾ。そう、何を差し置いてもグウェンが可愛いのだ。ヒロインとは斯くあるべきなのだ。それでこそ僕らはヒーローにア↑コガレるのだ、それがアメージング!
鑑賞日:09月15日 監督:
マーク・ウェブ金田一少年の事件簿~上海魚人伝説~【劇場版】 [VHS]これはとても大事な映画。TV局主体で、まんま堤幸彦で、どっちみち漫画の実写版で……と今だったらはしにもぼうにも引っかからせない残念な映画の模範例だのに、というか事実、本篇もいうほどよく作られちゃいないのに、人間が幸福に生きられるのはそう、思い出補正という魔術を持っているからなのだ。だから俺はこの映画に関して悪口はいえないのである。魔術にかかっているからだ、青春への束縛である。だからはじめと美雪の掛け合いは微笑ましく感じ、棒読みな海外キャストも目に余らないし、水川あさみ嬢はとにかく歪なキュート。ありがとう。
鑑賞日:09月14日 監督:
堤幸彦ブレイド 2 ― コレクターズ・エディション [DVD]記念すべきデル・トロ作品との邂逅であった。大きく口を開いてそのまま頭からガブリッ、と思いきややっぱり首筋を噛むだけだったリーパーズ、みんな大変なときにひとりほっつき歩いている主人公、真っ二つなロン・パールマン……シナリオは裏切ったもん勝ちのちゃぶ台返し、前作で魅せたブレイドのかっこいい殺陣も普通に収まり、変にスタイリッシュさが過剰になってファンタジー色弱まった単なるアクション映画となってしまった……、うーん、でもかっこいいんだわウェズリー・スナイプス。何より吸血鬼たちの滅び方はいつ観ても、カ・イ・カ・ン。
鑑賞日:09月08日 監督:
ギレルモ・デル・トロヘルボーイ ゴールデン・アーミー リミテッド・バージョン [DVD]死の天使LOVE。見終わってしまえばさもあってしかるべきというような印象を残しがちな自分が哀しい。まさに隅々まで満ち溢れた造形美術の粋、ファンタジーの極意。ジブリ作品で育った人種だからこそ感銘を受ける部分もあれば慣れ親しんでしまっている部分もある。なればこそ、老獪にも多肢の思想を下敷きにアニメ界を牽引した宮崎翁と比較する隙もなく、たんに幻視の力のみで一本の映画をこしらえてみせたデル・トロ監督をわれわれは手放しで受け入れなければ。日本人として、ファンタジーを愛するものとして。そして、俺はフィギュアが欲しい。
鑑賞日:09月08日 監督:
ギレルモ・デル・トロヘルボーイ [DVD]もう何度観たことか分からないけど、とにかく好きで、とにかく地味だ。いつか原作を呼んだうえで再鑑賞しようと意気込んでいたものの、残念ながら今回も未読。ああ、欲しい。原作、欲しい。どなたかヘルボーイ原作を買うお金、プリーズ。読むまで映画の感想は書きません!
鑑賞日:09月08日 監督:
ギレルモ・デル・トロ鑑賞メーターPR