手のひらの海に、汐はまた満ちる。それまで待とう、死ぬのは。(皆川博子『ひき潮』より) ―――吉川楡井の狂おしき創作ブログ。

-週刊 楡井ズム-

   

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H23.12.9 書店にて






リリエンタールの末裔
大きな森の小さな密室
マインド・イーター[完全版]
クリスマス・プレゼント



寝た!
起きた!

今日は夕飯が早かったってこともあり、じゃあ悠々と楡活に精を出せるなー、なんて甘い考えでいたら、
寝ましたね。寝て、すっきりして、まだ11時。
んー。
まあ、月曜は仕方ない。


さて、ほんとはルミナリエとNOVA6の感想あげてからにしようかと思ったんですが、そういうわけにゃいかんのが俺の宿命。
既読のものも多かったりするのですが、とりあえず作家買いですね。
とはいえ、四冊目のJ・ディーヴァーは初対面。

書店で平積みされていたのでてっきり新刊かと思えば、違うじゃねえか!!と買ってながら勝手から気付きました。ん?
テンションはそんな感じ。
短篇小説フリークとしては、なかなかね、こういうのいいですよ。
読書の幅が広がりますからね。


ちゅーことで、昨日と今日とルミナリエが全然進んでない。
というのは、読んだら書くって作業を続けていたんですが、面白さが先行してかなり読み進めてしまったら、おなかいっぱい
ただまあ、基本スローペースですんで気長に完結をお待ちいただければと思います。


あと、話変わりますけど、
唇が乾いているときにくしゃみするの。あれ、危ないですね~
裂けますからね、唇。
いま口のなか血の味しかしません。
そんな月曜の夜、ただただ寒い、としか言いようがない気候です。
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女は言葉が変るように変るものだ

恋の罪

「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」の鬼才・園子温監督が、水野美紀、冨樫真、神楽坂恵を主演に迎え、実在の事件をもとに描く愛の物語。21世紀直前に起こった、東京・渋谷区円山町のラブホテル街で1人の女性が死亡した事件を軸に、過酷な仕事と日常の間でバランスを保つため愛人を作り葛藤(かっとう)する刑事、昼は大学で教え子に、夜は街で体を売る大学助教授、ささいなことから道を踏み外す平凡な主婦の3人の女の生きざまを描く。




まあ、なんちゅーか、これはこれでいいような気もしてきちゃったのね。
面白くなかった、のは確かなんですが、それでも園子温だ!ってのがびんびん伝わってくるので安心感はありましたね。だからこそ稚拙な部分が目に余ったってのもあるんですけど。

とりあえずですね。
これについてはロードショー中なのであまりネタバレも好ましくないなぁと俺にあるまじき心遣いも見せたりしちゃってるんで、さらっと語りますよ。

はい、つまりません。まったくもって、つまりません。あ、つまらない、の間違いでした。日本語ってめんどくさいですね。言葉なんて覚えるんじゃなかった。という使い方でいいのでしょうか。あのね、園監督。ちょっと休もうか。休んで新婚生活愉しんで、それから作品つくろ。とりあえず全然ぴんとこなかったね。ポルノにもなってなければ、ドラマにもなってない。なんか色んな味がするんだけどどれも薄くてワカンネえよって感じ。エンタメが変に文学にかぶれた結果の惨事でしかなくなってる。周囲も煽りすぎってのがイタい。
(鑑賞メーターより)



twitter発、140字のルミナリエ




物語のルミナリエ

苦難の時期に作家ができることは? 
「物語」を贈ることである。
 小さな物語の光を集めて、人々に元気を与える。そんなコンセプトを立てて原稿を集めた。かけがえのない者たちの、かけがえのない物語たちは、これからも、語り継がれることになるだろう。そして、遺された私たちも、また「物語」なのだ。かけがえのない「物語」に励まされ、燦めき、ともに、未来に向けて、 語り続けていく「物語」。
物語よ、永遠なれ……。
 (感謝の辞。あとがきにかえて より)



-読解序文-

異形コレクション 物語のルミナリエを購入。序文と今巻には特別に後書が添えられているので、そちらをまず読む。 俺は井上雅彦氏を愛してやまない。作品が好きだとか、憧れだとかいう話ではなく(無論それもある)、その佇みと姿勢に因む。作家のなかで最も尊敬に値するのは伯爵……だと思っている。

更には異形コレクション、俺の読書暦において最も影響力のあるシリーズ。思いいれは今さら語るべくもない。自身が被災者となり、読者としてしか今巻に相対すことができないのが無念の極み、そんな俺に出来ることといえば『物語のルミナリエ』に込められた祈りを受け止める以外に何があろうか。

読書の醍醐味は読むこと、思うこと、そして語ることだと考えている。読書人の務めとまでは言わないが、それでこそ読者の思いは伝わろうというもの。この数日は語りきることに費やそう。震災により、作者となる夢を一度潰された者にとっては修練の一部でもある。震災以後、俺は何も書けていない。

物議を醸しそうな寄付金募集の件、あれは編者の協賛者として寄付したまで。これからはいち読者として、そしていち創作者として、ひかりを灯そう。全78篇に言葉を添える。俺の言葉。憂鬱の森のなかで人知れず輝きの粉をふりまく灯明。140字以下の呟き。


【収録作品】
猫         平谷美樹 著 
幽霊に関する一考察         飛鳥部勝則 著 
オレオレ         草上仁 著 
すりみちゃん         梶尾真治 著 
ハドスン夫人の内幕         北原尚彦 著 
しゃべる花         高橋由太 著 
キリエ         太田忠司 著 
ひとりで大丈夫?         蒼井上鷹 著 
冬のアブラゼミ         安土萌 著 
青い空         眉村卓 著 
夏が終わる星         浅暮三文 著 
鋳像         タタツシンイチ 著 
ゆらぎ         傳田光洋 著 
再生         たなかなつみ 著 
崩壊         堀晃 著 
AIR         瀬名秀明 著 
庭に植える木         かんべむさし 著 
密度         斎藤肇 著 
地下洞         植草昌実 著 
ぼくの時間、きみの時間         八杉将司 著 
僕の遺構と彼女のご意向         木立嶺 著 
惑星ニッポン         岡崎弘明 著 
空を見上げよ         小中千昭 著 
トリッパー         輝鷹あち 著 
まごころを君に         田中啓文 著 
間抜け         井上剛 著 
江戸珍鬼草子〈削りカス〉         菊地秀行 著 
…ツキ         白河久明 著 

⇒ twitter発、140字のルミナリエ:Part2
天国         北野勇作 著 
クレイジー・ア・ゴーゴー         飴村行 著 
少女遠征         黒史郎 著 
前奏曲         石神茉莉 著 
飛びつき鬼         岡田秀文 著 
父帰ル         奥田哲也 著 
俺たちに明日はないかもね-でも生きるけど-         牧野修 著 
桜         田丸雅智 著 
そ、そら、そらそら、兎のダンス         皆川博子 著 
蛇平高原行きのロープウェイ         間瀬純子 著 
銀のプレート         藤井俊 著 
星を逃げる         宮田真司 著 
窓         堀敏実 著 
時計は祝う         松本楽志 著 
一夜酒         江坂遊 著 
機織桜         黒木あるじ 著 
約束         森山東 著 
空襲         深田亨 著 
灯籠釣り         加門七海 著 
螢硝子         速瀬れい 著 
墓屋         篠田真由美 著 
一年後、砂浜にて         倉阪鬼一郎 著 
一つの月         タカスギシンタロ 著 
忘れ盆・忘れな盆         小田ゆかり 著 
望ちゃんの写らぬかげ         朱雀門出 著 
その橋の袂で         矢崎存美 著 
キス         峯岸可弥 著 
おちゃめ         藤田雅矢 著 
いつもの言葉をもう一度         井上雅彦 著 

⇒ twitter発、140字のルミナリエ:Part3
1001の光の物語         西秋生 著 
異文字         真藤順丈 著 
アンタナナリボの金曜市         入江敦彦 著 
塔をえらんだ男と橋をえらんだ男と港をえらんだ男         西崎憲 著 
楽園         立原透耶 著 
石繭         上田早夕里 著 
神様の作り方         坂木司 著 
物語を継ぐもの         芦辺拓 著 
小説の神様         中原涼 著 
灰色の道         赤井都 著 
女か虎か         高井信 著 
おかえり         田中哲弥 著 
下魚         雀野日名子 著 
嫁入り人形         岡部えつ 著 
どこか遠くへ         山口タオ 著 
うきつ         星野幸雄 著 
筆置くも夢のうちなるしるしかな         朝松健 著 
妖精の止まり木         片理誠 著 
林檎         新井素子 著 
最後の挨拶         早見裕司 著 
闇の中から生まれるもの達         三川祐 著





QBOOKS 500字挿し話バトル

いつぞやの小説家になろうの企画でもそうだったけれど、挿絵ありきで物語を紡ぐのは愉しいものだ。

商業作品で言えば、福田隆義画伯の絵に著名な作家たちが掌編を載せた『絵の贈り物』、

皆川博子×宇野亜喜良『絵小説』、(写真だが)同作者の『ジャムの真昼』なども思い浮かぶ。

最近でいえば、藤原ヨウコウならぬ森山由海×SF作家『逆想コンチェルト』奏の1奏の2が記憶に新しい。



さて、インディーズ文芸サイトQBOOKS内で近しい企画が行われていた。
で、このたび残念なことに開催休止となってしまった500字挿し話バトルである。
俺自身、それに気がついたのは第6回開催直前だったので、もっと早くから参加できればなと悔しさばかりが残る。

というようなことを、不意に思い出したので挙げる。

参加したのは、第6回と第7回。
訳あって、別名義での参加である。

沓 泉 

縦に書くとこんな感じ。




ねー。

まあ、それだけなんですけど。

ということで、第6回参加作品『EMBRASSER』と第7回参加作品『零れ落ちる砂金の音楽』である。



なお、余談ながら、当企画に参加したいがためにQBOOKSに登録したもので、今後の活動予定はない。
無論、ネット上で沓泉という名のアマチュア ならぬ インディーズ作家が現れることはもうない、はず。
ちなみにQBOOKSには短編参加者も数人登録している模様。まあ、せいぜいがんばってくれたまえ皆の衆。







H23.12.8 書店にて




物語のルミナリエ


言わずもがな。これは善き試練。


H23.12.7現在

少ないけど、濃い。



映画『サマーウォーズ』の欠点、覚え書き



サマーウォーズ [DVD]



凍える季節になってきて、夏が恋しくなってきましたね。
そういうことで、映画サマーwっホーズ

ん、タイピングミスですね。寒さのせいです。

サマーウォーズでした。

1年前だか、いつだったか忘れましたが、TVで1回やりましたね。
で、ちょうど母親と嫁とラーメン食いに行ってて、前半1/4ぐらい見逃したこともあって、あんまりサマーウォーズ押しの波に乗れんまま、終わっちゃったんですよね。
心苦しくもあり、一度はきっちり見なきゃならんなと思っていて、何も考えずに何かをしたい時期にポロンと観てしまいました。

まあ、今さらの更なる今さらではあるんですが、ちょっと書きます。ほんのちょっと。



H23.12.5 書店にて





NOVA6
鳥はいまどこを飛ぶか
殺人者の空


今日はボーナスでした。髪を切りにいきました。魔が差して本を買ってしまいました。
きっとこれからも魔、は僕を差してくるのです。
ずっと、ずっと、ずっと……。


感想は後日。絶対書く!
言ったぞ、絶対書く!
二度も言ったぞ、絶対書く!
三度目だな、絶対書く!
四度、絶対……。


H23.11.18~25 書店にて



金色の獣、彼方に向かう
鬼の跫音 (角川文庫)



H23.11.10 wenodにて



Loose Blues


更新情報

25.5.5 新装開店大セール中

プロフィール

HN:r0bot21th
年齢:37
性別:男性
職業:虚無員



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